「手塩にかける」の正しい意味と使い方、由来とは?

大切にしているものを「手塩にかけて…」とよく表現します。
どういう意味なのでしょうか?

また、誤用で「手塩をかける」と言う表現も見られます。
語源を知れば、どちらが正しいのか理解できると思います。

日本語は、時々誤用されて、そのまま通じる言葉となってしまうことがありますね。
正しい日本語や意味が、違った形になっているものがとても多いです。

この「手塩にかけて」も、いつのまにか変化してしまった状態で使われている語句の一つです。
由来を知って、正しい使い方を覚えていただきたいと思います。

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社会人となればなおさら、常識的な使い方をすることで、語学力があると思われますよね。
それでは、語源となった由来と、意味、使い方をご説明いたします。

江戸時代から使われている「手塩にかける」の由来と意味

「手塩にかける」の意味は、自分で大切に育ててきたものもの事を指しています。
真心を込めて育ててきたもの、それは、子供や花壇の花や盆栽などたくさんあるでしょう。

いつの間にか、「手塩を…」に変わってしまいましたが、正しい言い方は、「手塩に」です。
この言葉の「手塩」とは、室町時代に使われた言葉です。

食事の時に、浄化の意味でお皿に塩を少量盛って添えたことがきっかけで、
その塩を手塩と呼ばれるようになりました。

その後、江戸時代に入ると、食事の時に手塩をすることは受け継がれてきましたが、
浄化の意味ではなく、料理の塩加減を自分で決めるための物に変化します。

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「後は自分の好みで塩加減してくださいね」ということは、料理の味を、自分で面倒を見るということに繋がります。
そこから、大切なものを自分で面倒見ることを「手塩にかける」と表現されたと言われています。

「手塩にかける」の使い方と文例をご紹介

「手塩をかける」は、間違った言い方です。
真心を、恩着せがましくかけてやったような言い方はしません。

これでは、深い愛情が利己的な言い方になってしまいます。
正しく言い方で覚えておきましょう。

「新入社員を、手塩にかけて育てた甲斐があった」。
新入社員を大切に育ててきたことで、素晴らしい成長を遂げた、と言う使い方です。

「娘が、孫を手塩にかけて育てている」。
とても大切に愛情をこめて、娘がわが子を育てていると喜んでいる言葉ですね。

「自家栽培で、この野菜は手塩にかけました」。
自分で大切に育てた野菜です、と言う使い方です。

皆様は、何か手塩にかけて育てているものはありませんか?
なければ、丹精込めて何かを育ててみると良いかもしれませんね。

そうしたものには、深い愛情が湧いて、とても癒しにもなります。
優しい心にもなれると言います。

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