「フレキシブル」という言葉の正しい使い方や意味とは?
これまで一度は「フレキシブル」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
もしくは、日常的に使っている人もいるのではないでしょうか。
それゆえ、何となく使いやすい単語だと認識されているかもしれません。
しかし実際のところ、「フレキシブル」の意味をきちんと知った上で、
正しい使い方ができていますでしょうか。
昨今次々と新しい言葉が生まれてくる中で、何となくこんな場面やこんなタイミングで使えば
あっているだろうと、己の解釈にもとづいて単語を使うことも多いでしょう。
「フレキシブル」に限らず、単語の意味をしっかり理解した上で正しい使い方をすることは、
誤解や失敗を招かないためにも大切なことです。
今回は、何気なく使うことがある「フレキシブル」の意味を調べた上で、
どのような使い方ができるのかレクチャーしていきます。
「フレキシブル」の意味とは?
日本語の「フレキシブル」は、本来英語のflexibleに由来しています。
flexibleもflexという「曲げる」を意味する単語と、「〜できる」を意味するible(able)を合わせた言葉です。
flexibleには「曲げやすい」「しなやかな」という意味があり、同時に「融通が利く」「順応性のある」という意味もあわせもちます。
日本語としての「フレキシブル」は、「融通が利く」「順応性がある」という点が強調され、柔軟性がある様を表します。
「フレキシブル」は物質が柔軟な様を表しますし、精神が柔軟な様をも表すこともできます。
このように、「フレキシブル」という単語自体も柔軟に使うことができますが、それゆえに物事を抽象化してしまうという点には注意しましょう。
以上から、「フレキシブル」は柔軟で融通が利く様を表す単語であるということが理解できましたね。
「フレキシブル」はどのように使うのか?
「フレキシブル」の意味を踏まえた上で、どのように「フレキシブル」を使うのか例文を見ていきましょう。
「この仕事ではフレキシブルな対応が必要です」
この文脈の中での「フレキシブル」の使い方だと、その仕事に取り組む中で柔軟な対応が求められているということが分かります。
「フレキシブルな答えを待っています」
この場合の「フレキシブル」の使い方はまた少し違っていて、「柔軟な答えを待っている」「融通の利いた答えを待っている」から少し派生し、
「良い答えを待っている」に近い意味として用いられます。
「彼はフレキシブルに動けます」
上記のような使い方だと、彼は柔軟に物事に対応ができるという意味と、時間に融通が利き、動きたいときに動けるという2通りのとらえ方ができます。
このように「フレキシブル」を使うと、彼の何がフレキシブルなのか抽象化されてしまい分からないということもあるので注意が必要です。
なので、このような場合は「彼は柔軟に動ける」「彼は時間に融通が利く」とはっきり使い分けた方が良いでしょう。
このように、どのような場面で「フレキシブル」を使うのかによって意味やとらえ方が変わってくるので、適宜文脈やその状況で判断しましょう。