「形骸化」の意味と正しい使い方とは?
新聞や、ちょっと難しい専門誌などでこのこのような言葉を目にしたことはありませんか?
「形骸化」という言葉です。
目にするだけではとても難しそうで、
なかなか意味まで深く知ろうとは思わないほど流し読みをしてしまいがちです。
しかし、このように一見難しい言葉でも、
知っているのといないとでは全く異なります。
知らないことはとても恥ずかしく感じてしまうのであれば、
知らない言葉に出会ったら興味を持ち、調べる事が重要になるのではないでしょうか?
今回はその「形骸化」という言葉の意味と使い方について詳しく紹介していきたいかと思います。
「形骸化」とはどういう意味なのか?
文字だけ見ると全く意味が分からないため、かなり難しい言葉に感じますが
どのような意味の言葉なのでしょうか?
辞書を開くと意味は以下の通りになります。
「実質的な意味を失っており、形式のみが残っていること」
という意味です。
感覚としたら、一度規則を決めていたものの、忙しさのあまりなぁなぁになってしまっていたり。
そのような内容を定めたとしても、その内容とは全く異なったことが行われていたり。
あまりよくないような言葉ですね。
意味もなく何となく行っていることを「マンネリ化」とも言いますが、
何も変化が起きずに流れるように行っていることも「形骸化」という意味になるとも言われています。
改善しなくてはならない点になる事は間違いありませんね。
質を良くしようと決めていたことなのに、その求めていたものを諦めてしまっている状況の事も指すようです。
言葉の意味としては、とても広い範囲で使うことができそうです。
「形骸化」の言葉の使い方とは?
意味を押さえたところで、使い方としてはどのようにしていくのが正しいのでしょうか?
例えば、今企業でも多くが取り入れている「ノー残業デー」
この曜日は残業せずに帰宅し体を休めましょう。自分の時間を有効に使いましょうという日になります。
「働きすぎ」という今の現状を改善したいという試みもあるのですが、実際にその日に快く「ノー残業デー」で帰宅できる企業はいるのでしょうか?
決まっていたとしても、なかなか仕事が終わらなくて残業してしまう。
これこそまさしく「形骸化」と言えます。
ノー残業デーなのに定時で上がることができないのは形骸化している。
このような使い方になるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
言葉を理解しても使い方を誤れば恥をかいてしまいます。
今回の言葉は少し使い方も難しいですが、使い方をしっかりと理解したうえで、言葉を覚えていきたいものですね。