よく耳にする言葉「マイノリティ」の正しい意味と使い方とは?
今回ご紹介する言葉は「マイノリティ」です。日常会話だけでなく、ニュースや雑誌などで使われている言葉なので耳にしたことがある方は多いかと思います。
ですが、この言葉の正しい意味と使い方をみなさんはご存知でしょうか?カタカナ言葉が増えすぎてほかの言葉と混同していたり、勘違いして意味をとらえて間違った使い方をしている人も中にはいます。それでは円滑なコミュニケーションをとることは出来ません。
そこで今回は、よく耳にする「マイノリティ」について詳しく調べて、その正しい意味と使い方をご紹介していきたいと思います。
「マイノリティ」という言葉の正しい意味とは?
「マイノリティの意見も尊重するべきだ。」
このような使い方をする「マイノリティ」という言葉ですが、どのような意味が含まれているかご存知でしょうか?
「マイノリティ」とは、「(多数派に対しての)少数派・少数」という意味です。ですので、先ほどの「マイノリティの意見も尊重すべきだ。」という文章は、「少数派の意見も尊重するべきだ。」という意味です。
注意しておきたい点として、「少数」とは相対的であるということです。全体からみて少数派のことを「マイノリティ」といいます。単純に「少数」という意味ではありませんので気をつけましょう。
この言葉、英語では「minority」。英語の「minority」には、「少数・少数派」という意味のほかに「未成年」という意味もあります。
たしかに世界の人口からして未成年はマイノリティではあるので、文脈からして「少数派」という意味合いで使われるのであれば問題ありません。ですが、私たちがよく耳にする「マイノリティ」で直接的な意味で「未成年」という意味はありませんので覚えておきましょう。
「マイノリティ」という言葉の正しい使い方とは?
「マイノリティ」の正しい意味が分かったところで、ここからはその正しい使い方をご紹介したいと思います。
例えば、
・偏見が強いとマイノリティの意見へ耳を傾けることは出来ない。
・マイノリティオピニオンも尊重するべきだ。
・マイノリティだからといって差別してはならない。
「マイノリティオピニオン」のように、単語を重ねて1つの言葉として使われることもあります。マイノリティ(少数派)+オピニオン(意見)で、少数派の意見という意味を持っています。
いかがでしたか?
「マイノリティ」の意味と使い方が分かれば様々な場面で使うことができます。正しい意味を理解し、正しい使い方を知ることは重要ですね。