ニュースで聞いたことある…「プロパガンダ」ってどういう意味?
政治的なニュースなどでよく耳にする「プロパガンダ」。
正しい意味を知らずとも、聞いただけで何やらネガティブなイメージを持つ人も多いのでは?
ただしそのネガティブなイメージは、この言葉の意味や使い方をしっかり理解できていないからでしょう。
この単語の持つ意味や、正確な使い方を知っていれば、
無意味にネガティブなイメージを持つことはなくなります。
そもそも何語なのか? その言葉の持つ意味は?
すべてを正確に説明できる人は少ないかもしれません。
日常的に使う単語ではありませんが、こういった単語の知識があるかないかで、
人はあなたの知識量を判断しがちです。
あなたがより知的な人間であると他の人に見せつけるためにも、
この単語の持つ意味と、正しい使い方をマスターしておきましょう。
「プロパガンダ」の意味とは?
「プロパガンダ」の綴りは「propaganda」で、英単語になります。
直接的な意味は、「特定の思想などへ誘導する意図を持った、宣伝行為」ということになります。
ラテン語にも同じ綴りの単語がありますが、ラテン語の意味は「繁殖させる」というもの。
このラテン語の意味を由来とし、英単語としての意味を持つようになりました。
つまり「プロパガンダ」とは「宣伝行為」のこと。しかも「思想的な宣伝行為」という意味であり、
よって政治的なニュースでよく耳にするのです。
この「プロパガンダ」、有史以来政治があるところには必ず存在していました。
例えばフランス。マリー・アントワネットが「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」
といった発言をしたと、民衆に多くのビラがバラまかれました。
このビラの影響もあり、革命の機運は上がったのです。
これも立派な「プロパガンダ」と言えるでしょう。
「プロパガンダ」の正しい使い方とは?
・あなたたちのプロパガンダには屈しない。
・その行為はプロパガンダだと非難される。
・プロパガンダの声を上げる。
「プロパガンダ」は名詞になります。名詞としての使い方を意識しましょう。
また、単純な「宣伝行為」と混同しないように注意。
単純な宣伝であれば「publicity」という単語が適当。
「プロパガンダ」は思想的な、政治的な宣伝行為のことであり、通常の宣伝とは意味が異なります。
この単語に関しては、使い方というより使うタイミングが大事。
最初に書いた通り、この単語にネガティブなイメージを持つ人は少なくないので、
そういう方の前では使い方に注意が必要ですね。
また、他の方の「プロパガンダ」を真正面から否定することは、
すなわちあなたの思想の「プロパガンダ」になります。あなたにそのつもりがなくとも、
あなたの思想の「プロパガンダ」を他の人に押しつけることになれば、
それだけでいいい印象を与えない可能性も。
もともとはキリスト教の教えから発生した単語でもあり、
使い方には十分注意が必要と言えるでしょう。