TVでよく聞く「オフレコ」の意味と使い方は?語源は何?
芸能人もテレビでオフレコという言葉を良く使っています。
内緒の話だけど、というニュアンスで利用しているケースが多いです。
「これオフレコだけど」と言って友人から話を聞いたりする時ありませんか?
決して間違いではありませんが、少し違和感があります。
元々は、政治家とマスメディアの間柄で使う放送用語として利用され始めた言葉なのです。
最近では、一般の人にいろいろなシチュエーションで使われることが多くなりました。
正しい使い方とまでは言いませんが、本来のオフレコの語源に基づき、意味と使い方をわかりやすく説明いたします。
普段から、友人に対して気軽に利用している方も是非参考にしてください。
意味さえ理解していれば、使い方は変わるかもしれません。
本当は奥が深いオフレコの意味と語源
オフレコとは、記録しない、公にしないと言う意味です。
英語のoff the record (オフ・ザ・レコード)が略されてアメリカで利用されました。
いつしか日本にも入ってきて、オフレコという言葉がマスメディアから流れてきています。
政治家とマスメディアの間で、「この意見や話は公式発表しないでください」、「記録に残さないでください」と言った意味に使われています。
本来は、友人と内緒話をする時に利用するのではなく、今の話を一般の人に向けて発信しては困る内容や、所属している組織の公的発言ではない時に利用される言葉です。
それがいつの間にか友人同士の内緒話でも利用するようになってきました。
他の人には内緒な話という意味では同じかもしれませんが、スケールに違いがあり、ニュアンス的に同義語扱いになっています。
誰かの噂話をする時は、オフレコより内緒の話の方が正解かもしれません。
こんな時に使える!オフレコの使い方の例
「今度新しく支店ができる噂があるよ、オフレコだけどね」
会社の新しい支店について正式発表がされていないけど、この話は君の心に留めておいてね、という意味です。
「次回インタビューで、必ず○○についてお話しするよ。あっ、これまだオフレコね」
雑誌などのインタビューで、新商品について思わずポロッと話してしまった場合に使います。
「いま私たちがやっている案件は、社内にはオフレコで進めていきます」
大切なプロジェクトを、課の者以外に漏れないように内緒で進めていく、と言う時に使います。
こんな感じで、公式発表にできないことを話し合う時にオフレコを使います。
意味が分かってくると、タダの知人同士の内緒話に使うのは、勿体ない感じがしてきませんか?
たかがオフレコですが、使い方を改めると、とても良い印象になるかもしれません。
仕事でキレる社会人として使いこなしてみましょう。